トロポス

「トロポス」は、オフィスビルの既存開口部を “省エネ性と室内快適性に優れるダブルスキンファサードと同等の性能”に変えるためのインナーガラスユニットです。特許技術により「上下2辺支持ガラスの引違方式」を実現し、フルハイト窓や水平に長い連続窓の開放感はそのままに、ダブルスキンを構築することができます。

写真: 既存窓の室内側にトロポスを設置

図: 四方枠の取付

1:四方枠の取付

上枠→ 下枠→ 竪枠の順に四方枠を取付けます。下枠には「上下2辺支持のFIXガラスにスライド機能を追加する特許技術」が組み込まれています。

図: ガラスの取付

2:ガラスの取付

下枠に組み込まれた特許技術により、トロポスを構成するガラスは框レス(フレームレス)のまま、四方枠に取付けていきます。
※従来の窓では、框にガラスをはめ込んでガラス障子をつくり、四方枠に取付けます。

図: カバーフレームの取付

3:カバーフレームの取付

開閉時の把手と召合せ部の気密確保機能をもつ見付幅27㎜のカバーフレームを取付けます。
※カバーフレームとガラスの接合には、両者の熱伸びを吸収する特許技術が用いられています。

※省資源・省力化によって「1フロア(開口部面積130㎡)あたり2日間」で施工可能

<ガラスユニット 1枚の最大製作寸法>
W2000mm×H3000mm(W3000×H2000 の対応も可能)

図: 高透過トリプルLow-E複層ガラス

写真: 某オフィスビル(九州)
某オフィスビル(九州)

写真: 豊田工業大学新キャンパス
豊田工業大学新キャンパス

写真: 某オフィスビル(札幌)
某オフィスビル(札幌)

トロポス導入事例紹介(トヨタ自動車株式会社本社工場 事務3号館における効果検証)

2019年5月にトロポスを導入した事務3号館では、2019年7月~2020年2月にかけて導入効果の検証を実施しました。
開口部性能は導入前と比較して、断熱性能5.3倍(熱貫流率 U値 5.8 → 1.1W/㎡K)、日射遮へい性能2.7倍(日射熱取得率 η値 0.94 → 0.35)に向上。これにより、ふく射熱が低減されたりコールドドラフトが解消されたり等、室内の温熱環境が向上しました。導入したフロアでは、未導入フロアと比較して、ブラインドの羽根開度が47%から84%とほぼ2倍になっていました。これは開口部性能の向上により、在室者が眺望や明るさを優先したブラインド操作を行ったためで、「オフィスの雰囲気がまったく変わり明るくなった」と評判です。また、開口部における夏季日中の冷房負荷を50%、冬季朝方の暖房負荷を81%削減し、暖冷房効率の向上(=空調エネルギー削減)にもつながっています。

図: トロポス未導入のフロアと導入のフロアの比較